KAT-TUN・亀梨和也(26)主演の「映画 妖怪人間ベム」が、日本映画興行成績ランキングで初週2位(興行通信社調べ)と健闘している。
だが嵐・大野智(32)が主演した「映画 怪物くん」(2012年正月)に比べると、「ベム」の宣伝量は明らかに劣るという。
ジャニーズや日本テレビは、なぜ「ベム」を大々的に宣伝しないのだろうか…?
亀梨和也主演の映画「映画 妖怪人間ベム」が12月15日(土)に公開され、土日成績は動員17万5,438人、興収2億632万5,850円を記録し、初週2位となった(情報元:シネマトゥデイ)。
この数字がいま一つピンとこないので、これまでにジャニーズ主演で制作されてきたアニメの実写版映画の興行収入との比較を調べてみた。以下の通りだ。
(以下引用)
5.9│14.6│21.2│25.3│28.4│30.4│32.2│32.8│33.4│33.7│最終34.5 GANTZ
5.5│13.7│20.9│23.5│25.2│26.3│27.0│27.4│最終28.0 GANTZ 2
4.6│10.6│16.4│21.6│26.9│28.6│29.2│29.6│30.1│最終31.4 ヤッターマン
5.8│12.0│16.1│18.9│21.5│25.4│29.1│30.3│30.6│最終31.3 怪物くん
2.1│*4.3│*6.5│妖怪人間ベム(引用元:2ちゃんねる。興収(単位:億円)の累計推移。一番左から初週、2週目…)
「ベム」の初週の興行収入(2.1億円)は、「怪物くん」(5.8億円)や「ヤッターマン」(4.6億円)などと比べるとそれほど高い数字ではない。
また3週目までの累計でみても、他は15億円を突破していたのに対し、「ベム」は6.5億円とそれほど大きな伸びを見せていない。
現在「ベム」が放映されている裏では、「ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット」が爆発的なヒットをみせており(初週土日の動員114万81人、興収13億7,205万4,050円。情報元:シネマトゥデイ)、こちらに客を取られている可能性もあるが、いずれにしてもやや静かな立ち上がりという雰囲気だ。
また昨年の「怪物くん」と今年の「妖怪人間ベム」はどちらも日本テレビが制作し(もともと日テレで放送されたドラマがヒットして映画化)、正月映画であるという点でも共通しているが、「怪物くん」は大々的な宣伝を行ったのに対し、「ベム」はほとんどしていないという。
宣伝量に差があれば興収に差が生じるのも当然と思われるが、いったい、なぜ「ベム」は大きな宣伝をしないのだろうか…?
(以下引用)
「局だって大ヒットさせたいのはやまやまですが、ネックは嵐なんですよ。どうしても、嵐を上回るような宣伝はしてくれるなというのがジャニーズからのお達し」
現在のジャニーズ内での格付けが問題で、「嵐もKAT-TUNもジュリー副社長がグループを動かしているんですが、どうしても嵐のほうが大事ということでしょう。(中略)日テレとしてはスポーツキャスターとして頑張っている亀梨を全面に押し出したいという気持ちはあるんですが、嵐も大事なタレント。副社長の機嫌を損ねられて嵐を撤退させられても困るんですよ」と同関係者は言う。
(引用元:東スポ。日テレ関係者の談話)
ジャニーズ(ジュリー副社長)には嵐を強くプッシュしたいとの思惑があるようで、亀梨が必要以上に売れすぎてしまうのもそれはそれで問題らしい。
そういえば「妖怪人間ベム」のサントラに主題歌が収録されていないことが話題になった時にも、同時期にドラマ「謎解きはディナーのあとで」(フジテレビ系)に主演していた嵐・櫻井翔に配慮して、あまりヒットしすぎないようにしたのではとの見方も出たほど。
コケればコケたで問題にされるが、ヒットし過ぎるのもダメとはなかなか複雑なようで。
ただ「ベム」も黒字にはなっているようなので、亀梨とすればきっちりと役割を果たしたといえる。
それほど宣伝にお金をかけていなくても、お客さんがきちんと入ってくれているのであれば、実力が認められた証しともいえるわけですし。
黒字になるほどの映画なら、この先口コミなどで観客が増える可能性もありますし、今後の興収がどのような推移をみせるのか注目したいと思う。
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番宣ずいぶん出てるし特番組んでるし。
十分宣伝してるでしょ。
興行が振るわないのが嵐のせいなんだw