タレント・酒井若菜(29)が、2009年11月23日に更新したブログ記事「心がおぼつかない夜に」の文章が“泣ける”と話題だ。
それを伝える文章の上手さ、雰囲気も評判だという。
酒井がなかなか寝付けなかったある夜に、たまたま点けたNHKの深夜番組がきっかけで思い出したこととは…?
(以下引用)
テレビ番組では、ファッションデザイナーが作った洋服を審査する場面が流れていた。この時、ある審査員が「良かったな。ほんとに、良かったな」と何度も声をかけているのを見て、もらい泣きしてしまった。
「私もこの人に、良かったな、と言われたことがある」と思い至ったからだ。その人物こそ、演出家のテリー伊藤さんだった。
酒井さんは「今となってはご存知のかたは少ないと思いますが、私の芸能界の育ての親は、テリーさんです」として、いくつかのエピソードを語りはじめる――。
エキストラの仕事と平行して、グラビアの仕事を始めたばかりの10年前のことだ。テリーさん司会の深夜番組で「番組アシスタント」になることが決まった。
その仕事は収録中、ホワイトボードにメモを記載したり、資料を配付したりする、いわば「黒子」役である。基本的にはテレビに映ることもない。黙々とホワイトボードに向かう収録が続いていたのが、ある日突然、テリーさんは「あなたはどう思う?」と話をふってきたのだ。
話をふること自体、あり得ないことだった。ところが、自分なりの考えを述べる酒井さんを気に入ったテリーさんは「今日から、若菜の席は、俺の隣りな」「この子、面白いよ。間違いないから」と勧めてくれた。
その結果、MCアシスタントとして起用されることになったのだ。「そんな例、いまだに聞いたことありません」。周囲のスタッフも戸惑ったほどだったらしい。
(引用元:J-CASTニュース)
11月23日の酒井若菜のブログ記事は、芸能人ブログでは異例とも言える長文(4162文字)だった(情報元:J-CASTニュース)。
「はてなブックマーク」では1,000件を超えるブックマークとなっており、思いが詰まった率直な文章に感動している人が多いようだ。
(以下「はてなブックマーク」のコメント欄より抜粋)
「つい自分の人生を振り返りたくなるいい文章。私もこうやって思ってもらえるように人と接していきたい。」
「人に目をかけて頂くことの有難さがわかるいい話」
「人を育てるってこういうことか」
「目を掛けてやるテリーも親切だが、その恩を決して忘れなかったこの人もすごい」
「職場で昼間から涙でました。酒井さんもテリーさんもイメージ変わったな」
「タイトルがすでにいいもんな。しみじみ」
「こういうキレイな文章をさらっと書けるのがうらやましい」
「内容よりも文章表現が優れていると思った」
(情報元:はてなブックマーク)
と多くのコメントを読んでいて、面白いことに気づいた。
コメント内容が、大きく以下の3つに分けられる気がした。
(1)泣ける、しみじみ。人を育てることの大切さに感動。
(2)酒井若菜、テリー伊藤のイメージが変わった。
(3)酒井若菜の文章がキレイ、上手い。
(1)については、大部分の人が感じている(上記のニュース記事ではまだまだ伝わらないので、下の方にブログ全文のリンクを貼りました。後でどうぞ)。
ちょっと変わったところが(2)と(3)。
まず(2)だが、これまで酒井と言えばグラビア、テリーは歯に衣着せぬ過激なイメージが強かった人も多いのではと思う。
ところが酒井のブログから伝わってくるのは、酒井の繊細な部分や恩を忘れない心、テリーの親切心や優しさなどだ。
こうしたテレビに映らない裏側の部分を芸能人本人が率直に語ることで、一般人と芸能人との距離が一気に縮まるように思う。
こんな風にタレントとファンを結びつけられるのがブログ本来の力だと思うし、この記事を読んで酒井やテリーのファンになった人が少なからずいると思う。
そして(3)。酒井の文章が「キレイ」、「上手い」のだという。
お時間のある方は、ぜひ以下の全文をどうぞ。
素敵な文章だと思う。実は酒井は昨年、小説「こぼれる」を出版している。
詳しい経緯はわからないが、本を出せるなんてすごいこと。酒井の文才は、すでに開花していたのだと驚いた。
今回のブログ記事を読んで酒井に興味を持ち、この「こぼれる」を買う人がいたとしたら、これもブログ本来の力だと思う。
やみくもに宣伝のためにブログを立ち上げているタレントもいるのかもしれないが、それとはまた違うと思った。
★ここまで、お読みいただきありがとうございます。以下もどうぞ☕
コメント
へえ、そんな才能が—-感心。
↓ 失礼しました
↑ あ 降順でしたね