落語家・桂ざこば(61)が、衆院選の結果を伝える特別番組(2009年8月30日、毎日放送)で、またしても“爆弾発言”を行った。
ざこば師匠といえば、タレント・北野誠(50)がラジオ番組から放逐された際、「北野誠、何を言うたんや!バーニング!」と発言して物議を醸したが、今度は…?
(以下引用)
番組で公明党の惨敗を伝えるなか、ざこばは突然「(公明党の候補者が)落ちるということは、信心が足らんということなんですか?」と発言。
スタジオの空気は一気に凍りつき、解説者や司会者たちが次々に「それは関係ない」「関係ないでしょう」「政教分離ですから」などと否定する一幕が生放送された。番組はそのまま会話を遮るようにCMに突入。
そのCM明けでは女子アナウンサーが「公明党は信心が足りなかったのではないか、と発言されたんですが、特定の政党と選挙結果、信仰心は一切関係がございません。失礼しました」との訂正コメントを出す事態となった。
(引用元:日刊サイゾー)
“政教分離”とは、一説によると「政治は宗教に介入してはならず、宗教も政治に介入してはならない」という憲法原則とされる(情報元:「宗教と政治」考)。
国(政治)は特定の宗教を支援したり弾圧したりすることはできないし、その逆もしかりということだろうか。
政治と宗教が結びつきすぎると、「神風特攻隊」(→神(天皇)のために命を賭けるのが国民の義務)のような思想を生む危険性もあるので、その反省が現在の「信教の自由」や「政教分離」といった形で生かされているのかも。
ところがつい先日までの日本は、創価学会の信者が表立って選挙活動をしている公明党が「与党」となっており、「政教分離」の意味合いで線引きが難しい状況になっていた。
では、もともと宗教団体の政党活動を認めなければいいという話になるが、純粋な宗教活動が政治性を帯びているケースはいくらでもあるそうで、これを禁止することは国が宗教を弾圧しているのと同じ事になるらしい。
よって、宗教団体の政治活動は違憲ではないようだ(情報元:「宗教と政治」考)。
結局イタチゴッコのようで、どちらの力も行きすぎないよう、均衡が保たれているのだなと思う。
桂ざこば師匠の発言が本音なら、政教分離は建前ということになりそう。
ただ(創価学会が支持母体という前提で)公明党が宗教理念に正しく基づいて活動しているかといえば、それはまた別。
米軍の沖縄基地移設の問題などは、宗教理念としては反対のはずだが、党としてはなぜか賛成している。
せっかくの理念が、政治的駆け引きの中に埋没してしまうのは残念(ちなみに、当方は無宗教です。解釈などは素人のため、何卒ご容赦いただければ幸いです)。
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コメント
みんなの疑問を代弁したのでしょうね。
負けたときだから言えるのでしょうか?
ただ、挑戦状をたたきつけたからには
あのお方のような
無様な敗北宣言はなしでお願いします。