SMAP・中居正広(42)は読書家でもあり、彼が読んだという本はファンのあいだで“中居文庫”として親しまれているほか、書店でも紹介されるほどの反響があると、2015年4月14日発売の「週刊女性」が報じている。
とある書店では、中居が2015年1月5日放送のバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で紹介した小説「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午著、2003年)の売り上げが最近また急に伸びているようで…?
中居正広には読書家の一面があり、彼が読んだという本はファンのあいだで“中居文庫”として親しまれているという。
ちなみに、ファンの方がまとめた“中居文庫”の一例には「公開処刑人 森のくまさん」(堀内公太郎、2012年)や「凍花」(斉木香津、2010年)、「さよならドビュッシー」(中山七里、2010年)、「白銀ジャック」(東野圭吾、2010年)、「レイクサイド」(東野圭吾、2002年)などがあり、ミステリー作品が多いようだ。
中居文庫の(一部)ご紹介 pic.twitter.com/UbLJfUMnpu
— ちゃど??ツとプ (@chadchadko) October 2, 2013
そんな中居が2015年1月5日放送のバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)でゲストの女優・杏(28)と本に関するトークを展開したことがあった。
杏といえば大の読書家として知られており、書籍をテーマにしたラジオトーク番組「BOOK BAR」(J-WAVE)で長年パーソナリティーを務めているほど。
同放送では、そんな杏が2014年に刊行されたおススメ本ベスト3を紹介し、3位に「犬たちの明治維新 ポチの誕生」(仁科邦男)、2位に「そして、星の輝く夜がくる」(真山仁)、1位に「恋歌」(朝井まかて)をそれぞれ挙げた。
その後、杏が「おすすめありますか、中居さんの」と尋ねると、中居は「歌野晶午っていう作者が好きで、『葉桜の季節に君を想うということ』っていうのが一番オススメです」と話し、杏は「月9(ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~(フジテレビ系、2015年1月期)(の撮影が)終わったら一番に読みます」と興味を示していた。
そんな中居イチオシの「葉桜の季節に君を想うということ」といえば、「第57回日本推理作家協会賞」や「第4回本格ミステリ大賞」、「このミステリーがすごい!」(2004年版第1位)など、2004年のあらゆるミステリーの賞を総なめにした作品としても知られている。
同作の発売日は2003年3月30日なので、すでに10年以上前の作品だが、最近とある書店ではこの本の売り上げが伸びているようで…?
(以下引用)
とある書店の目立つ場所で平積みになっていた小説は、『葉桜の季節に君を想うということ』というタイトル。添えられたポップには《中居クンのオススメ!》の文字が躍っている。
「’03年に出版された本ですが、最近また急に売り上げが伸びているんです。今年1月の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で中居さんが紹介したのがきっかけで、買いに来る方が増えました。
通常、平積みにするのは新刊だけですが、葉桜の季節ということもあり、ポップをつけて並べています」(書店員)
(引用元:週刊女性)
中居は以前から同作を絶賛しているようだが、やはり先述の「スマスマ」でのひと言が大きかったのだろう。
この書店も今が葉桜の季節であることにも乗じつつ、「中居クンのオススメ!」とのポップを付け、親書同様の扱いで並べたところ、売れ行きも好調なのだという。
もちろんこうしたポップは、その内容いかんでは著者の機嫌を損ねかねないリスクもありますし、「中居クンのオススメ!」と書かれたところでその本の面白さが伝わるわけではないだけに一長一短かもしれないが、中居ファンの方がこのポップをみたら、思わず手に取ってみたくなることは想像に難くない。
(※ちなみに中居クン、イチオシの曲は?)
近年はジャニーズタレントの出演番組で紹介された商品や、そこで彼らが着用していた服やアイテムが飛ぶように売れる現象があちらこちらで聞かれるので、今回のケースもファン心理をうまく突いた売り方にもみえる。
賛否両論ありそうだが、10年以上前に発売された本があるきっかけで再び売れるという出来事は、書店サイドも新刊だけが売れ筋とは限らないことに気づかされる事例だと思いますし、工夫一つで本を手に取ってくれるヒントをもらったともいえるのでは(書店側がタレントの名前を出していいのか等の線引きは難しそうですが)。
そんな意外な“中居効果”が話題のようだが、彼はどのようなきっかけで本を読むようになったのだろうか…?
(以下引用)
「好きなジャンルはミステリーで、好きな作家は松本清張さんや東野圭吾さん、歌野晶午さんだそうです。
中居さんが主人公の天才音楽家を演じたドラマ『砂の器』(’04年)あたりからよく本を読むようになったんだとか」(ドラマ制作スタッフ)
(引用元:週刊女性)
中居はミステリー作家の巨匠である故・松本清張さん(享年82)の代表作「砂の器」を原作とした連続ドラマ(TBS系、2004年1月期、平均視聴率19.6%)で主演を務めており、この頃からミステリーにハマリだしたようだ。
中居は現在、「ザ!世界仰天ニュース」、「ナカイの窓」(いずれも日本テレビ系)や「中居正広の金曜日のスマたちへ」、「UTAGE!」(いずれもTBS系)、「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)など多数のレギュラー番組を抱え、仕事が趣味のような生活をしているようにさえみえるが、多忙の合間に一人でじっくりと読むミステリーはかえって疲れるどころか知的好奇心を心地よく満たしてくれそうで、意外とホッとできるものかも。
ミステリーは右脳の活性化にもつながりそうですし、臨機応変な対応が求められる司会業にも向いていそう。
次に話題になる“中居文庫”が、どんな作品になるのか注目したいと思う。
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コメント
模倣犯もオファー前に丁度読んでて驚いたと発言していたし。
社会派ドキュメントも好んで読んでいるそうだ。
かなり若い頃からですよ。
砂の器という詩が、2001年ぐらいに書きました。義塾百話のころで、スマップが活躍していてその本の中に引用してて、中島みゆきが、地上の星で、風の中の昴、砂の中の銀河,とうたっていた。ユニバーサルドリームレボルーション、てエルサレムで講演記録。