タレントで女優のいとうまい子(51)が今春より早稲田大学大学院の博士課程で生命医科学を学ぶ予定で、スクワットに特化したロボットの開発・製品化を目指していると、2016年3月31日発売の「週刊新潮」が報じている。
大学へはもともとは所属事務所への恩返しのために通い始めたようだが、父親の死をきっかけに加齢による運動器疾患(ロコモティブシンドローム)の予防の手助けをしたいと考えるようになったそうで…?
いとうまい子といえば1982年に“ミスマガジンコンテスト”の初代グランプリを受賞したことをきっかけに歌手デビューし(当時の芸名は“伊藤麻衣子”)、主演ドラマ「不良少女とよばれて」(TBS系、1984年4月17日~1984年9月、全24回)で女優としてもブレイクしたことで知られる。
現在は情報バラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系、水曜レギュラー)をはじめ、地元(愛知県)を中心に放送されているワイド情報番組「スイッチ!」(東海テレビ、火曜レギュラー)や、ワイドニュース番組「みんなのニュース One」(東海テレビ、コメンテーター)に出演中のほか、単発でドラマやバラエティ番組などに出演するなど幅広い活躍を続けている。
そんな芸能活動の一方で、いとうは早稲田大学大学院に通う現役の大学院生でもある。
彼女は2009年に結婚後、2010年に早稲田大学人間科学部eスクール(通信制)へ入学し2014年3月に卒業すると、2014年4月からは早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程へ進学し、2016年3月26日に修士課程を修了したばかり。
さらに2016年4月からは早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程へ進学するという。
もともとの進学動機はこれまで育ててくれた事務所(マイカンパニー)への恩返しのため知識を深めることでもあったが(情報元:週刊新潮)、大学3年生の時に父親を癌で亡くしたことをきっかけに“ある分野”への研究を掘り下げたい気持ちを強めたようで…?
(以下引用)
「(前略)〝ロコモティブシンドローム〟、加齢による運動器疾患の予防の手助けをしたいと思うようになりました。長寿国の日本ですが、寝たきりでなく、元気で長生きしたいじゃないですか。
高齢者はスクワットを続けるだけでも筋力維持が出来るそうなのですが、続かない。そこで大学、修士課程で学んだロボット工学を活用したんです」(同)
(引用元:週刊新潮)
“メタボ”(メタボリックシンドローム、内臓脂肪型肥満)はよく聞くが、“ロコモ”(ロコモティブシンドローム、運動器症候群)も加齢とともに陥りやすい疾患で、筋力や持久力の低下などにより、立ったり歩いたりすることが困難になる状態を指すようだ。
すでに超高齢化社会を迎えている昨今だけに、今後さらに注目される分野と言えるが、いとうによると上記の通り“ロコモ”予防にはスクワットが効果的なのだという。
“スクワット”といえば故・森光子さん(享年92歳)や、黒柳徹子(82)が日常的に取り組んできたことで知られるが、これは“ロコモ予防”の視点で考えると十分な根拠があったことになる。
だが森さんや黒柳さんのように意志の強い方であれば長続きするが、日課にしようとするとなかなかできるものではないという。
そこでいとうは大学で学んできたとされる予防医学やロボット工学を生かし(情報元:ウィキペディア)、“ロコモ予防”のためスクワットに特化したロボットを制作したようで…?
(以下引用)
時間が来ると、スクワットをやろうと呼びかけ、高齢者の体調に合わせて、一緒にスクワットをするという。
「高齢者の方に被験者になって頂き、修士論文にまとめました。でも、まだ医学的効果のデータが足りない。
そこで博士課程に行くことにしたんです。将来はこのロボットを製品化し、お役に立てれば」(同)
(引用元:週刊新潮)
いとうは自身が発案・開発した“スクワットを促すロボット”に関する研究成果を修士論文として提出したが、これに満足することなく、医学的効果が認められる水準にまで精度を上げる意向で、最終的に製品化まで持っていくことを目標に博士課程に進むようだ。
一口に高齢者社会といっても寝たきりや要介護の方々が増加してしまうことは好ましい状況とはいえないはずですし、より健康で生き生きと過ごせる方の割合が増えることで、高齢者本人のみならず家族や周囲の方々への影響も大きく変わってくるものと考えられるだけに意義深い研究だと思う。
いつの日かいとうの研究が実り、年を取っても元気に歩く人たちが街に溢れる世の中が来ることに期待する。
でもその日が来るまでは、こんなためになることを教えてくれた、いとうに敬意を表すととともに自発的にスクワットをしたいと思う。
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