女優・水川あさみ（34）が2017年10月6日付のインスタグラムで、「カズオ・イシグロさんノーベル文学賞おめでとうございます」と、2017年10月5日に「ノーベル文学賞」を受賞した小説家・カズオ・イシグロ氏（62）を祝福するとともに、同氏の原作でドラマ化された「わたしを離さないで」（TBS系、2016年1月期）で共演した女優・綾瀬はるか（32）との撮影当時と思われるオフショットを公開している。
ネット上では「そんなことしても可愛い」「お二人めっちゃお茶目」「カズオイシグロさんの名前ニュースで見た時すぐにこの作品の事思いました！」などと、絶賛や驚きの声が挙がっている。
※ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の小説が原作。
2人ともなぜだか付け髭をしており、ドヤ顔をする綾瀬（左）と、静かな微笑みをたたえる水川（右）の“恭子＆美和の2ショット”。
ドラマのシリアスな内容とは裏腹に、撮影現場ではリラックスしている様子やお茶目さも伝わってくる一枚。
インスタグラムでは「あのドラマをやってた2人と思えない」「ドヤ顔がたまらなく可愛い」「私にとってとても衝撃的なドラマでした」などと驚きや絶賛の声が出ていた一方で、「このドラマの影響で、原作も買って読みました！まさか、ノーベル賞をとられる方だったとは」などと、意外な形で脚光を浴びたことに驚きや祝福の声も出ていた。
そんな2人が共演したドラマ「わたしを離さないで」（TBS系、2016年1月期）は、2017年の「ノーベル文学賞」を受賞したカズオ・イシグロ氏（62、長崎県出身の日系イギリス人、国籍はイギリス）による原作（原題は「Never Let Me Go」）を、ドラマ「JIN-仁-」（TBS系、2009年10月期および2011年4月期）や連続テレビ小説「ごちそうさん」（NHK、2013年下半期）、大河ドラマ「おんな城主 直虎」（NHK、2017年）などで知られる脚本家・森下佳子氏（46）が日本版にアレンジしたドラマとして知られる。
綾瀬はるか（32）が世間から隔離された陽光学苑で育ち、明るくお人好しな優等生の主人公・保科恭子を、三浦春馬（27）が優しくマイペースな性格のクラスメイト・土井友彦を、水川あさみ（34）が派手で勝気なクラスメイト・酒井美和を、麻生祐未（54）が陽光学苑の校長であり経営者の神川恵美子を、甲本雅裕（52）が陽光学苑の美術部顧問・山崎次郎を、伊藤歩（37）が陽光学苑に赴任してきた保健体育教師・堀江龍子を、真飛聖（40）が時々現れては神川（麻生）と話し込んだり、生徒達の美術の作品を選んで持ち去る謎の女性・マダムを、それぞれ演じた。
なお綾瀬は同ドラマの撮影前に「文藝春秋」（2016年2月号、2016年1月8日発売）の企画でカズオ・イシグロ氏とロンドンで対談していたので、同氏のノーベル賞受賞は彼女にとっても嬉しい報告だったに違いない。
そんな「わたしを離さないで」は2005年に発表され、2006年に邦訳されると、2010年にイギリスで映画化されたほか、日本でも2014年に舞台「わたしを離さないで」（2014年4月29日～6月3日：埼玉、愛知、大阪。演出は故・蜷川幸雄さん、出演は多部未華子、三浦涼介、木村文乃ら）として演じられた。
その後、全10話の連ドラとして制作されたドラマ「わたしを離さないで」は、約2～3時間に凝縮された映画や舞台版よりも、より細やかに描かれた映像作品と言えるのかも。
今回のカズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞により、同ドラマが再び脚光を浴びることは、出演者や制作関係者にとっても喜ばしいことだと思う。
ちなみにドラマ「わたしを離さないで」は、スカパー！の「TBSチャンネル2」で、2017年10月14日（第1話～第5話）、10月15日（第6話～第10話）の二日連続放送、および2017年11月25日（第1話～第10話）の一挙放送にて、再放送されることが決まっている（情報元：産経ニュース）。
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